いまイギリスのトップ獣医師たちが選ぶヴィーガンドッグフードとは
- Liviveens.co.jp
- 3月29日
- 読了時間: 5分
専門皮膚科医からクリニックオーナーに至るまで……イギリスの獣医師たちは、自身の犬にヴィーガン食を与えることを選択しています!
高い健康効果だけじゃない、環境や動物保護にも繋がるヴィーガン食が持つ可能性に注目が集まっています。この記事では、実際にヴィーガンフードを選択した獣医師たちをご紹介します。
1. アリエル獣医師
犬の診療をする中で年々増える肥満や疾患を背景に、栄養学を学び、自身も愛犬のRuffもヴィーガンになることを選択しました。ヴィーガンドッグフードが犬の健康にいいことを科学的なデータから確信し、ヴィーガンドッグフードを販売するサイトJust Be Kindを開設。様々なメディアや大学などで登壇してヴィーガンドッグフードの良さを広げる活動を精力的に行っています。Just Be Kindで取り扱っているヴィーガンドッグフード(VegDogやSolo Vegetalなど)はどれも評判が高く、Googleレビューはほとんどが5スターを獲得しています。彼女の活動によってヴィーガンを取り入れたのは飼い主だけでなく獣医師などの専門家も多くいて、ペットと飼い主をはじめ、他の動物や環境のことも気にかける愛の深いヴィーガン獣医師を代表するような素晴らしい専門家です。

2. デイビッド博士
専門: 小動物皮膚科学(RCVS認定)
リバプール獣医学校卒業後、犬と猫の皮膚疾患および耳の病気の治療に情熱を注いできました。彼のサービスは高く評価され、紹介待機期間は10週間を超える人気です。
彼自身も栄養的に優れた植物ベースの食事が皮膚や全体的な健康に良い影響を与えることを知っており、愛犬のボーダーコリーにSolo Vegetal(ヴィーガンドッグフード)を与えています。

3. スー・パターソン博士
専門: 獣医皮膚科
2018年にSolo Vegetalをイギリスに初めて輸入した獣医師として知られています。
彼女は、低アレルギー性のヴィーガンドッグフードについて次のように述べています。
「バランスの取れた植物ベースの食事は、皮膚に症状がでる食物不耐性を持つ犬にとって新しいたんぱく質を試してみるのに適した選択肢です。これらの食事は加水分解たんぱく質の食事よりも嗜好性が高いことが多く、不耐性を持つ犬でも総合栄養食として長期にわたり摂取することができます。」

4. クレア・ノッテンベルト教授
専門: 獣医腫瘍学
「私は、自分の犬のジャンブルを完全植物性の食事に切り替えることにしました。そして、なんとまあ……その変化は信じられないものでした!体重が自然に減り、エネルギーが戻り、毛並みは驚くほど輝いて、他の獣医師たちからも『見た目が本当に良いね!』とコメントされるほどでした。」

5. ヌーラ博士
専門: 心臓病学専門獣医師
彼女はヴィーガンであり2匹の保護犬を植物性ドライフードで育てています。以下は、なぜ彼女がアーサーとエルシーに植物ベースの食事を選んだのかという理由です。
「私の保護犬であるアーサーとエルシーには、過去2年間にわたりSolo Vegetal(ヴィーガンドッグフード)のドライフードを与えています。引き取った当初、彼らはどちらも健康状態が良くありませんでした。Solo Vegetalは2匹にとって非常に有益で、消化器系や皮膚の問題を大幅に改善してくれました。このフードは非常に嗜好性が高いようで(彼らは大好きです!)、理想的な体重を維持しており、毛並みは厚くてつややかです。
私は心臓病学の専門家として、心臓の健康を確保するためにバランスの取れた食事を与える重要性を強く認識しています。アーサーとエルシーの心臓は、私が教える心臓超音波のCPDコースで定期的にスキャンしていますが、2匹の心臓は素晴らしい状態にあり、運動耐性も驚異的です。」

6. ピーター博士
Jurassic Vetsの代表兼クリニックオーナーで2つのクリニックを経営。自身の2匹の保護犬ティミーとロロにGive A Dog A Bean(ヴィーガンのウェットフード)を与え、クリニックではサステナブルな犬の食事を推奨していて、HPにはヴィーガンドッグフード専用ページを設けています。

7. ローリ・ニール博士
彼女の保護ブルテリアのポーラーはひどい消化器系の問題を抱えていましたが、ヴィーガンドッグフードのSolo VegetalとVEGDOGのGreen Crunchを食べることで完全に変貌を遂げました。
「ポーラーは15ヶ月齢の保護犬で、EBT(イングリッシュ・ブル・テリア)タイプの可愛い女の子です。私は彼女を4ヶ月齢の時から飼っています。彼女は兄弟の中で最も小さく、保護された時は非常に悪い状態でした。
数ヶ月間、固形の便を出すことができず、かわいそうに、何度も柔らかい便を漏らしてしまいました。彼女のIBD(炎症性腸疾患)の疑いに対して、あらゆる方法を試しましたが、何も効果がありませんでした。たまに1~2日間固形の便が出ることがありましたが、改善の兆しを期待していた矢先に、柔らかい便が戻ってきてしまうのです。
ですが、ヴィーガンドッグフードを与え始めてから、連続して数ヶ月間も固形の便を維持できています!これはポーラーの生活、私の家族、職場の同僚、そして私自身にとって本当に大きな変化をもたらしました。
獣医として患者さんたちにも自信をもって推奨できるようになりました!」

以上、獣医師たちが犬の食事をヴィーガンに切り替え、推奨され始めているイギリスでの例をご紹介しました。
この記事の内容は以下Websiteを参考にしています(最初にご紹介したアリエル獣医師のサイト)。更に知りたい方はぜひご覧ください。
植物ベースの食事は、犬の健康改善だけでなく、地球や動物福祉の向上にも貢献します。これを推奨する獣医師や栄養学の専門家が今後増え、ますます注目されるトレンドになることが予想されます。
今後この流れが日本にも広がってくることを期待しつつ、安心して愛犬に与えることができるヴィーガンフードの選択肢を増やすため、Liviveensはこれからも活動を続けていきます。