犬の健康維持に大切な必須脂肪酸
- Liviveens.co.jp
- 3月28日
- 読了時間: 3分
この記事では普段あまり焦点のあたらない犬の必須脂肪酸の詳細について記述してます。
犬は健康を維持するために、オメガ6とオメガ3両方が必要で、どちらか一方でも不足すると健康を害する可能性が高まるとされています。これらは体の中で生成されないため、食べ物から摂取する必要があります。
オメガ6:皮膚のバリア機能を維持。ただ体を酸化させるため過剰摂取には注意が必要。
オメガ3:脳神経、目の機能、細胞の正常な働きに重要。身体の酸化を抑えてくれる。

世界的な栄養基準を制定しているNRCによると、脂肪酸においてLA、ALA、EPA+DHAの3つが犬にとって必須だとしています。(NRC, 2006)
LA(オメガ6)はフードにも多く含まれていて、特別に意識する必要はないのですが、不足しがちなのはALA、EPA、DHAのオメガ3です。これらは意識的に摂取することが大切です(人も同じ)。
ALAを多く含む食材はアマニ、えごま、ヘンプ、チアシードなどで、これらも体の炎症を抑えたり、コレステロールを下げたりと、健康にいい働きをしてくれます。
重要ポイント
人間はALAをうまくEPA・DHAに変換ができますが、犬はその変換が効率よくできないため、EPA・DHAは直接摂取する必要があります。
DHAとEPAは脳と目の発達に不可欠🧠👀
皮膚や被毛の健康維持にも大切な栄養素です🌻
魚に多く含まれるイメージですが、実はその摂取元は藻類。
魚を介さず、藻類から直接とることで、環境にやさしい方法で、純度の高いEPA・DHAを摂取することができます。

藻類から摂取するメリットは、魚由来には含まれることの多い、水銀など海洋汚染物質の心配がないこと。藻類からの摂取は環境にも体にも優しいサステナブルな選択肢でもあります。
Liviveensではイギリスの会社から輸入した藻オイルを販売していますので、ご興味がある方はSHOPページや前投稿をご参照ください🌞
◇摂取量について◇
NRCによる1日の推奨最低摂取量は以下の通りです。
体重:EPA+DHAの合計
5kg:100mg
10kg:169mg
15kg:229mg
20kg:284mg
25kg:335mg
Liviveensで販売している藻オイル1粒中に含まれる成分
EPA:10mg
DHA:400mg
1日に与える量(ブランドの推奨量)
小型犬:1粒
中型犬:2粒
大型犬:3粒
子犬:体重2.5kgあたり1粒
1日最大3粒まで。
1粒で410mgも摂れてしまうので、ブランドの推奨量はNRCの最低基準を優に超えます。
ただ、オメガ6とオメガ3の理想的なバランスである3:1(2:1のほうがより良い)を満たすには、おやつなどでオメガ6過多になりがちな現代ではブランド推奨量を摂取したほうがよさそうです。
変形性関節症、癌、腎臓病を患っているワンちゃんは更に多めに摂取した方がいいという研究もあり、摂取量についてはかかりつけの獣医師とご相談ください。
藻オイルを摂取して目に見えて感じる効果は毛のツヤと柔らかさや、皮膚のしっとり感です。
ドライフードと一緒に与えることもできるので、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください♪
